優和スタッフブログ

夕張市

夕張市が財政再建団体になったことなど ほとんど記憶のかなたですが 最近、深夜のテレビで市民会館を復活させるボランティアに人たちが特集されていました。
市民会館の一つや二つ 都市圏なら気にもならないでしょうが、夕張市ではホールと呼べるものはここしかありません。閉鎖されてからの数ヶ月で雨漏りにより天井は剥がれ、内部はカビだらけ
修復に1千万かかると募金を集めますが、ほどなく北海道内の業界団体が無償で修復してくれます。
次なる問題は年間の維持費 最低でも800万、なんとか稼働率を上げようと奔走することになります。
その苦しみの中でボランティアの代表が口にしたのが「いかに行政に甘えてきたか思い知った」なる言葉です。
行政に甘やかされてるのは 地方や田舎との認識がありますが、都市部でも現実に自分が負担しているであろう所得税や消費税を考えればあきらかに サービス過剰、つくりのいい公共施設ならドア一枚にもならないでしょう。
財政再建団体の指定を受けそうな自治体はこれからも増加の一歩のようで、これからもいろいろな公共サービスがカットされる事態になるのでしょうが、たぶん、それが本来 求めるべき公共サービスの上限ではないかと思います。
京都本部 吉原


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