優和スタッフブログ

棟方志功展

大丸京都店で開かれていた棟方志功展を見に行ってきました。
棟方志功は主に版画家として日本を代表する巨匠です。
何年か前に劇団ひとり主演でドラマ化もされていました。
大きな丸い黒ぶち眼鏡をかけて、版画の板に張り付いて彫っている姿で有名です。
志功は若い頃ゴッホに憧れて油絵を始めたのですが、西洋で生まれた油絵では西洋人に追いつけないと考え、日本独自の木版画の道に進みました。
力強く勢いをものすごく感じる版画が有名ですが、筆で描かれた女性像や海外旅行の時の情景などはかわいらしい感じのものがあり、私はそちらの方に興味をひかれました。
自画像も結構多くあったのですが、そっくりで笑えます。
とにかく作品にまっすぐに情熱をぶつけていたことがどの作品からもひしひしと伝わってきて、家庭を持ちながらもそのような人生を送ることができた志功はとても幸せな人だったのではないかと感じました。
そして志功が思う存分仕事に打ち込めたのは、ずっと支え続けた奥さんの存在がとても大きかったと思います。
作品の中に奥さんも描かれているものが何点かありました。
夫婦愛というものをとても感じることができ、温かい気持ちで鑑賞を終えました。
京都本部 I


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