優和スタッフブログ

ある夏の一日

猛暑が続いております。

こんな時期でも何か涼しい気分に浸れるものをと思い立ち、Googleで検索し、先日近場にある流しそうめんが食べられるお店に行くことになりました。

その日が日曜日だったこともあり、お昼頃お店に着くと既に駐車場は満車。店主のおじいさんは道路からの入り口付近で“入れない”と合図を出していた状態。状況を伺ったところ「最近、SNSかなんかで店の情報が勝手に拡散されて困ってるんだよ。満車になると道路に列を作られて、警察まで来て。うちの敷地でもない近くのゴルフ場の駐車場に停められるし、迷惑してるんだ。文明の利器だかなんだか知らないけど、勝手に店のことを広めるのをやめてほしい」とのことを仰っていました。

続けて、遠方から来ている車のナンバーを見て「こんなわざわざ遠方からきても、うちなんかそのへんで茹でたそうめん食べるのとかわらないよ!」と、店主らしからぬ発言までされており、大変お怒りになっているのが伝わりました。 商売をしている以上売上確保や利益追求は大切なことですが、他人に迷惑をかけてまでやることではない。しかも店主本人が意図せぬ形でこのような結果になってしまい、喜ぶどころか困惑しているという状況。今回のケースがたまたまこのような結果になってしまったといえばそれまでですが、SNSなどの情報手段によって社会への影響力を誰もが持った以上、その影響を及ぼし兼ねない他者への配慮を忘れてはいけないと、SNSのいちユーザーとしての責任を強く感じた出来事でした。 そしてそれ以上に、自分が良かれと思ってやった行いが相手にとっても同じように『良い』とは限らないので、悪意がない限りは行動を起こす前にまずその相手の状況や気持ち想像する、人間としての心遣いがなによりも大切なのだと再認識しました。

いつかまた、平日の混んでない時間帯を狙ってリベンジしてみたいと思います。

茨城本部 青木


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