優和スタッフブログ

叔父の叙勲に際して思ったこと

叔父が秋の叙勲、瑞宝単光章を受章しました。
叔父は染工場の事業主です。
”絞りの染めもん屋”を半世紀以上やっています。
「おっちゃんが東京で天皇さんに勲章もらわはるんやでー
あんたも行くかー」
と親戚から電話で連絡がありました。
何日か意味がわかりませんでした。
叙勲授章祝賀会があるので親戚一同で出席しよう
という意味でした。
数日後、コンビニの事業主のお客様に、叔父の話をしました。
「君の叔父さんは立派は人だね」
とお褒めの言葉を頂きました。
私は、夫婦で24時間年中無休で
赤字でも撤退することが許されず
20人ほどのアルバイトのローテーションを心配し
天気や地域のイベントに注意しながら
時間単位で仕入・陳列をして
いつも笑顔で大きな声でお客様に挨拶されている
目の前の経営者に、50年後勲章をあげたい
と心の中で思いました。
祝賀会当日、出席された方々が自分のことの様に
喜んでくださっている様子でした。
2年ほど丁稚奉公した染めもん屋さんと今でも家族
同様に付き合っています。
伝統工芸を継承しながら、新しい染めや絞りの研究に対する
努力を惜しまず、取引先や得意先に支えられてきた叔父がいました。
小学校から帰ると、舗装されていない道路を大八車をひいて
家業を手伝っていたことも初めて知りました。
叔父さん、お客様、これからも頑張ってください。
また、立派な仕事をされている経営者の方々と接する機会
が多い、今の自分の環境に感謝します。
京都本部 MN


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