優和スタッフブログ

日常生活

祇園祭

京都の夏は、真っ盛りである。京都の三大祭の一つ祇園祭の真っ只中。
祇園祭は毎年7月1日に始まり、1ケ月間のお祭です。全国から、又、世界各地から宵山、山鉾巡行を見学にたくさんの方が京都にお見えになり、鉾には、外国人の方も参加されたりしています。京都本部の前を、巡行されますので、毎年、私たちは、見せて頂く有難い場所で、仕事をさせて頂いているのです。お客様には、巡行に参加されている方もおられ、7月は仕事より、巡行の事が大事と言い切られております。 
山鉾巡行が終わると、花笠巡行、狂言奉納、御輿洗いなど、31日に向かい、行事があり、又、山鉾巡行とは違う、祇園祭が見る事が出来るのです。
 鱧もおいしいこの時期、再度、お越しになりませんか?
                         京都本部 下田


時の移ろい

 少し前の話になりますが、ある雑誌に歯科医のワーキングプアに関する記事が載っていました。日本の歯科医の5人に1人は年収300万円以下というものですが、最初この話を聞いたとき、いまひとつピンときませんでした。皆さんも同じだと思うのですが、一般的にはお医者さん、歯医者さんは裕福というイメージがあります。人と話をしていても「知っている歯医者さんは皆外車乗ってるけどなあ、ほんまかいな。」というような意見が大勢を占めます。しかし先日ある歯医者さんと話をしていて状況はかなり深刻ということがわかりました。
 日本は戦後しばらく衛生面であまり行き届いていない時期があり、そこに急激な経済発展により飽食の時代になったため世の中に甘い菓子類などが氾濫し、その結果、町の歯医者さんには虫歯になった子供が溢れかえる事態になったとのことです。
 これではいけないということで日本全国で歯科大学が新設され、歯医者さんが急増しました。しかしながら皮肉なことに、逆にその頃から虫歯予防の良い歯磨き粉が出るようになり、小学校などで歯の磨き方の指導が徹底されるようになったため歯医者に来る子供が激減し、慢性的に歯医者さんが過剰な状態になったとのことです。加えて歯医者さんは一人前になるためにはどこかの現場で研修医として修業を積む必要があります。お医者さんであれば内科、外科その他細かく専門分野が分かれていて、大学病院でもかなりの勤務医を必要としているため就職には困らないのですが歯科の場合は町の歯医者さんで働くぐらいしかありません。しかし雇う側でも患者が少ない中で高給を払うこともできず、中には経験を積むために無給でも構わないという人もいるそうです。これは完全に構造的なものであり、ここにきて国家試験を難しくして、さらに狭き門にし、歯医者さんの絶対数を減らす方向になってきているとはいえ、この状態を脱するには最低10年はかかるとのことでした。もちろん歯医者さんの中にもしっかり収入を得ている方も多くいらっしゃいますが、そういう方たちは患者を呼び込むため、いろいろアイデアを考えたり、プラスアルファの努力をされています。
 最近、不況の影響で資格を目指す人の数が急激に増えているとのことですが資格を取っただけでは食べていけない時代であり、その後の努力が大事ということでしょうか。
京都本部 古吉


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